Androidのバッテリー劣化の確認方法|機種別の設定画面と状態の見方
この記事でわかること
Androidスマートフォンのバッテリー劣化は、機種によって設定アプリの「バッテリー」や「デバイス情報」で確認できます。Pixel・Galaxy・Xperia・AQUOSなど機種別の画面や、項目が表示されないときの判断方法、交換を検討する目安を解説します。
Androidの電池の劣化は、Pixel 8a以降・Galaxy・Xperia・AQUOS・arrowsなどで、設定アプリから確認できる機種があります。ただし画面の場所や表示の形式は、端末のメーカーやOSのバージョンによって異なります。
設定に項目が見当たらない機種や数字が出ない機種でも、交換時期を決める手がかりは使用年数と日頃の症状です。なお、iPhoneのバッテリー劣化を確認したい場合は、設定アプリの「バッテリー」から最大容量を確認できます。
(図1)メーカー別の表示の形と公式の交換の目安
| メーカー | 表示の形 | 公式が示す交換の目安 | 対象・条件 |
|---|---|---|---|
| Pixel | 「正常/低下」と容量の推定値(%) | 容量80%未満、または充電サイクル800回(Pixel 3〜8 Pro・Fold)/1,000回(8a以降) | バッテリー ヘルスは8a以降のみ |
| Galaxy | Samsung Membersの診断(区分の公式記載なし) | 予期せぬシャットダウンが頻繁に起きる、駆動時間が極端に短くなったとき(点検を案内) | 交換が必要なときに通知が出ることがある |
| Xperia | 「電池性能表示」「バッテリー情報」または「バッテリーの状態」(表示の形は公式で確認できず) | 公式で確認できず※1 | Android 16で確認場所が変更 |
| AQUOS | 「良好/標準/低下」の3段階 | 「低下」の表示 | 2020年より前の機種は非搭載の場合あり |
| arrows | 良好・やや低下・低下の3段階(80%以上・50〜80%未満・50%未満) | 「内蔵電池の充電能力が低下しています(50%未満)」の表示 | arrows BZ03(Android 12)のFAQに記載 |
| OPPO・Xiaomi | 公式ヘルプで画面の案内を見つけられず(2026年10月26日時点) | 公式ヘルプで見つけられず | 機種ごとに確かめる |
表は、2026年10月26日時点の各社公式ヘルプの記載から作成しました。
※1 ソニーのFAQにある、80%以上と50%以上を良好、50%未満を低下とする表示は、Android 4.0の場合の例です。
Androidのバッテリー劣化は設定アプリで確認できる

Androidのバッテリー劣化状態は、機種によって設定アプリ内の「バッテリー」や「デバイス情報」から確認できます。機種名がわからないときの確かめ先は、[設定]>[デバイス情報](Galaxyは[端末情報])の画面です。
ドコモの案内も、電池の状態を見る手順は機種やOSによって異なると断っています。同じメーカーでも、OSを更新すると画面の場所が同じとは限りません。
Pixelは「バッテリー ヘルス」で正常か低下かを見る
Google Pixel 8a以降の機種では、[設定]>[バッテリー]>[バッテリー ヘルス]の手順で状態を確認できます。画面に「正常」または「低下」のステータスが表示され、[バッテリー容量]をタップすると出る推定値はパーセント表示です。
Pixel 8a以降では、充電サイクルの回数も[設定]>[デバイス情報]>[バッテリー情報]の画面で確かめられます。バッテリー ヘルスの表示はPixel 8a以降だけで、Pixel 6a・7・7 Pro・7a・8・8 Proには出ません。
表示が出ないPixelでは、アプリの推定値や使っている年数を手がかりにします。Pixelのバッテリー交換費用や依頼先は、Google Pixelの修理先と費用の目安にまとめました。
Galaxyは「バッテリー情報」かSamsung Membersで見る
Galaxy端末では、[設定]>[端末情報]>[バッテリー情報]から「バッテリーステータス」「バッテリー残量」「バッテリー容量」を確かめられます。機種やOSのバージョンによって、画面の名前や場所が違う場合があります。
公式アプリのSamsung Membersでは、下部の[サポート]から[開始]をタップするのが入口です。診断の項目から[バッテリーの状態]を選ぶと、電池の状態を調べられます。
交換が必要な場合は、ポップアップメッセージで通知が届くことがあるとサムスンは案内しています。
XperiaはAndroid 16で確認する場所が変わった
Xperiaは、OSのバージョンで確認する画面が変わりました。Android 16に更新する前のXperia 1 V・1 VIでは、[設定]>[デバイス情報]>[電池性能表示]で内蔵電池の充電能力を見られます。Xperia 1 VIIは、Android 15の時点では[デバイス情報]>[バッテリー情報]でした。
Xperia 1 VI・10 VIは、Android 16に更新すると[電池性能表示]の項目がなくなります。新しいOSでは、[設定]>[システム]>[デバイス診断]>[コンポーネントの状態]>[バッテリーの状態]の手順で確認します。Xperia 1 VIIIのヘルプによると、この画面で見られるのはバッテリーの健全性・製造日・サイクル回数などです。
Xperiaの修理先や費用は、Xperiaの修理先と費用の目安にまとめています。
AQUOS・arrowsは3段階の表示で見る
シャープのAQUOSで見るのは、[設定]>[バッテリー]>[健康度]の画面です。この手順はAQUOS R9(Android 14)での確認に基づくもので、機種やOSで異なる場合があります。
画面の健康度は「良好」「標準」「低下」の3段階で、「低下」がシャープの示す交換の目安です。2020年より前に発売された機種には、この項目がない場合があります。
arrows BZ03(Android 12)のFAQによると、バッテリーメニューの[電池の性能]で充電能力を3段階で表示します。区分は、良好(80%以上)・やや低下(50〜80%未満)・低下(50%未満)です。arrows We2 Plus(Android 14)のFAQによると、バッテリーモニターには充電サイクルが150回になると電池性能の予測の線も出ます。
OPPO・Xiaomiなどは機種ごとに確かめる
OPPO・Xiaomi・京セラは、電池の劣化を確かめる画面の案内を公式ヘルプで見つけられませんでした(2026年10月26日時点)。XiaomiのFAQは、バッテリーヘルス機能に対応する機種なら確認するよう書くだけで、画面の場所や対象機種は載っていません。
手元の端末で確認する場合は、まず[設定]の[バッテリー]を開いて状態を示す項目の有無を確かめます。項目が見つからなければ、アプリの推定値と、使っている年数や電池の持ちで判断します。
設定に項目がない機種はアプリかキャリアの案内で補う

「劣化確認サイト」を探す人もいますが、メーカーやキャリアの公式案内に、Webサイトで電池の劣化を測る方法は見つけられませんでした(2026年10月26日時点)。設定に劣化の表示がない機種は、アプリの推定値か、キャリアの案内で補います。
まちスマの店頭でも、電池が劣化しているかの判定はしていません。店頭では、電池が原因かどうかを検査すること自体ができないからです。電流を測ることはできますが、判断の材料にはあまりなりません。
設定の表示、アプリの推定値、日々の症状を自分で確かめておくと、交換するかを決めやすくなります。
AccuBatteryなどのアプリは推定値として見る
AccuBatteryなどのバッテリー管理アプリは、充電中のデータから実容量(mAh)と劣化状態を推定します。メーカーが出している数値ではないので、表示されるパーセントはアプリの推定です。
端末の設定画面に表示される公式ステータスとアプリの数値が食い違う場合は、メーカー側の表示を優先して判断してください。
電話アプリにコードを入力して隠れた画面を開く方法も出回っています。ただ、Google・ソニー・サムスンの公式ヘルプでは案内を見つけられませんでした(2026年10月26日時点)。表示される数字の意味をメーカーの説明で確かめられないので、交換の判断には使わないほうが確実です。
ドコモはスマホ故障診断とショップでの診断を案内している
ドコモのFAQは、電池の劣化や寿命を「スマホ故障診断またはドコモショップ/d gardenにて診断できます」と案内しています。一部の機種や、水濡れ・全損・破損などの状態によっては診断できない場合があるとも書かれています。
来店する前に、行く予定のドコモショップ/d gardenで診断できるかを確かめてください。
バッテリーの状態は「低下」の表示が交換を考える目安

設定画面に「低下」と表示されたら、交換を考える時期です。Pixel・AQUOSの公式ヘルプと、arrows BZ03(Android 12)のFAQが、いずれも交換の目安に挙げているのが「低下」の表示です。何パーセントで寿命とみなすかは、メーカーによって違います。
表示がない機種の目安として、ドコモは1回の充電で使える時間が購入直後の半分程度になったら寿命が近いとしています。
80%はAndroid共通の基準ではない
「バッテリー容量80%未満で交換」という目安はiPhoneで有名ですが、Androidに共通する基準ではありません。Pixel 8a以降の「低下」の基準は80%未満です。arrows BZ03(Android 12)のFAQでは50%未満が交換の目安で、メーカーごとに差があります。
シャープは、購入時と比べて70〜80%しかもたなくなった頃をひとつの目安としながら、その見極めは容易ではないとも書いています。iPhoneのバッテリー交換基準や最大容量の確認方法については、iPhoneのバッテリー交換時期と最大容量の確認方法で詳しく解説しました。
表示が出ない機種は使っている年数と体感で決める
まちスマの店頭でバッテリー交換を決める方の決め手も、多くは使っている年数と、ふだんの電池の持ちの体感です。数字が出ない機種でも、判断の材料は手元にあります。
見るのは、何年使っているか、1回の充電で使える時間が買った頃と比べてどれだけ短くなったかの2点です。膨らみや、残量があるのに電源が落ちる症状が加わったら、年数や体感とは別に修理窓口へ相談してください。
Pixel 9a以降は容量を自動で抑える
Pixel 9a以降では、電池の健全性を長期的に管理する「バッテリー ヘルス アシスタント」が最初からオンで、オフにはできません。利用できるのはPixel 6a以降です。
バッテリー ヘルス アシスタントは、充電サイクル200回目から1,000回目にかけて、電池の最大電圧を段階的に調整します。調整された容量に合わせて、充電の速さも調整されます。
9a以降で持ちが落ちたと感じたら、[バッテリー ヘルス]に「低下」の表示が出ているかを見てから、交換を考えてください。
(図2)確認結果から次の行動を決める流れ
| 端末や画面の状態 | 次にとる行動 | 確認する章 |
|---|---|---|
| 画面や背面に膨らみがある | 充電をやめ、押し戻さずに修理窓口へ相談する | 膨らみと電源落ちの章 |
| 画面に「低下」や50%未満の表示がある | バッテリーの交換を前向きに検討する | 電池の交換の依頼先の章 |
| 表示は「良好」なのに減りが早い | アプリ・設定・OSの消費電力を確認する | 減りが早いときの章 |
| 設定に劣化状態の表示が出ない | 使用年数や日頃の体感から交換を判断する | 年数と体感で決める項 |
膨らみと残量20〜30%での電源落ちは劣化のサイン

まちスマの店頭でわかりやすいサインとして挙がるのは、電池が膨らむなど形が変わっている場合と、残量が20〜30%あるのに突然電源が落ちる場合です。このタイプのご相談は多くあります。どちらも電池の劣化で起きることがある症状です。
サムスンも、予期しないシャットダウンを電池の劣化の一般的な兆候に挙げています。
膨らみは画面や背面の浮きで見つける
電池が膨らんだときに目に見える変化は、画面や背面パネルの浮きです。Googleは膨張で画面が浮き上がることがあると書き、シャープも放置するとフロント・バックパネルが浮いてしまうと注意しています。
Googleは「膨張のみでは、安全に関する問題と見なされません」としつつ、画面が浮くと液体やほこりが入りやすくなる点を挙げています。Googleが禁止事項に挙げるのは、カバーを押さえて電池を押し込む、こじ開ける、分解したり自分で修理したりする、家庭ごみに捨てる、の4つです。
製品評価技術基盤機構(NITE)は、膨らみなどの異常を感じたら使用をやめて相談するよう呼びかけています。膨らんだ電池に強い力を加えると、発火するおそれがあるとも注意しています。浮きに気づいたら充電をやめ、押し戻さずに修理窓口へ相談してください。
残量が残っているのに電源が落ちる
残量表示が20%や30%あるのに急に電源が落ちるのは、電池の異常を疑うきっかけになる症状です。NITEも、電池の異常の例に「不意に電源が切れる、急に充電がなくなる」を挙げています。
サムスンは、満充電なのに電源が落ちる場合も電池の不具合の可能性があるとしています。ただ、電源が落ちる原因が電池以外にあることもあるので、電池だと決めつけないでください。
減りが早いだけなら先にアプリ・設定・OSを確かめる

まちスマに寄せられる「電池の減りが早い」という相談でも、電池ではなく、アプリや設定、OSが原因になっていることもあります。設定の表示が「良好」や「正常」なのに減りが早いなら、交換の前に確かめたいのは次の2つです。
「バッテリー使用量」で電池を使うアプリを探す
Androidスマートフォンでは、[設定]>[バッテリー]>[バッテリー使用量]の手順でアプリごとの消費電力を調べられます。画面に出るのは、フル充電以降の残量グラフと、電力を多く消費したアプリの一覧です。
Pixelのヘルプは、この手順の一部がAndroid 14以上でのみ動くとしています。あまり使っていないのに上位に出ているアプリがあれば、バックグラウンドでの動作を制限するか、アンインストールを考えます。
原因がそのアプリだけなら、電池を替える必要はありません。
画面の明るさや位置情報などの設定を見直す
サムスンは、位置情報・Bluetooth・Wi-Fiを常にオンにしていると電池の減りが早くなると説明しています。画面を明るくしすぎる設定や、自動ロックまでの時間が長い設定も、電池を早く減らす原因に挙げています。
まず試すなら、明るさの自動調整と、画面が消えるまでの時間を短くする設定です。見直しても減りの早さが変わらなければ、電池の劣化を疑います。
電池の交換はメーカー・キャリアか街の修理店に頼む

バッテリーの寿命を確認して交換を決めた場合は、メーカー・キャリアに修理を頼むか、街の修理店に持ち込みます。どちらに頼む場合も、写真や連絡先のバックアップは先に済ませておくと安心です。
シャープは、AQUOSの電池は自分では交換できないとし、データをバックアップしてから購入したキャリアに依頼するよう案内しています。AQUOSのSIMフリーモデルと楽天モデルの一部機種は、AQUOSスマートフォン公式ホームページから有償の電池交換修理を申し込むこともできます。Google Pixelの保証条件や修理窓口の選び方は、Google Pixelの修理先と費用の目安で整理しました。
メーカー・キャリアは預かり修理になる
ドコモとauでは、内蔵電池の交換は端末を預ける預かり修理です。
ドコモは、修理代金サポートが適用される場合の交換代金の上限を3,300円(税込)としています。適用外の場合の金額は、ドコモショップなどの窓口に問い合わせる形です。補償の加入状況や料金プランによっては、修理代金とは別に故障受付基本料・代替機貸出料・配送料もかかります。
ドコモの「電池パック安心サポート」は、電池パック内蔵の機種では電池パックの提供を受けられません。
auは、故障紛失サポートに加入していれば5,500円(税込)までで修理を受けられ、未加入の場合は修理費用に加えて7,700円(税込)の修理受付料がかかります。
ソフトバンクの電池交換の費用は8,250円(税込)です。あんしん保証パックプラスは、同じ機種の利用期間と保証の継続加入期間がどちらも1年以上なら、3,300円を1回だけ割り引きます。あんしん保証パックネクストなら全額が割り引かれます。
参照:内蔵バッテリーの交換代金はいくらですか?(NTTドコモ よくあるご質問)
参照:預かり修理(au)
自分で電池を外して交換しない
内蔵型の電池は、自分で外して交換しないでください。android.comも、自分の判断で本体を分解することは避け、電池の交換はメーカーやキャリアに相談するよう書いています。
Androidのバッテリー劣化確認でよくある質問

FAQで取り上げるのは、電池の劣化を遅らせる設定と、中古で買う端末の電池の確かめ方の2つです。
劣化を遅らせる設定はある?
あります。android.comが案内するのは、Pixel(Android 11以降)の「バッテリーの状態を最適化」という機能です。4日以上連続で充電されている状態などになると自動でオンになり、充電を約80%に制限します。
Xiaomiが劣化を遅らせる設定として案内するのは、[設定]>[バッテリー]>[バッテリー保護]>[最適化された充電]です。
中古のAndroidの電池の状態は確かめられる?
機種によっては確かめられます。Pixel 8a以降は、[設定]>[デバイス情報]>[バッテリー情報]に製造日・初回使用日・充電サイクル数が表示されます。Xperia 1 VII・1 VIIIで同じ3項目を見られるのは、Android 16では[デバイス診断]の中の[バッテリーの状態]です。
それ以外の機種は、設定の電池の項目とアプリの推定値で見ます。買う前なら、販売店の商品ページに電池の状態の記載や動作保証があるかも見ておくと安心です。
まちスマでAndroidのバッテリー交換を相談できること

まちスマの店頭では電池の劣化を判断できない前提で、ご希望があればAndroidのバッテリー交換を承ります。その際、減りの早さの原因が電池以外にある可能性もお伝えしたうえでの交換です。
まちスマの店頭でいちばん早く交換できるのは、部品の在庫がある機種です。取り寄せになる場合は2〜3日かかります。
画面やバッテリーのように部品だけを替える修理なら、データが入っている部分には触れません。それでも念のため、ご依頼の前にバックアップを取っておくことをおすすめしています。
ご相談のときは、[設定]>[デバイス情報](Galaxyは[端末情報])に出る機種名、いつからどんな症状が出ているか、膨らみがあるかを教えてください。店舗のほか、郵送修理でも受け付けています。
Androidのバッテリー劣化確認のまとめ

Androidのバッテリー劣化の確認で押さえる点は次の4つです。
- Pixel 8a以降・Galaxy・Xperia・AQUOS・arrowsには、設定アプリで電池の状態がわかる機種があります。画面の場所や項目の有無は機種とOSで違います。
- 表示がない機種の判断材料は、使っている年数と、1回の充電で使える時間が購入直後の半分程度(ドコモが示す寿命の目安)になっていないかです。店頭で交換を決める方の決め手も、多くは年数と体感です。
- 画面や背面が浮いていたら、充電をやめ、押し戻さずに修理窓口へ相談します。膨らみと、残量20〜30%で突然電源が落ちる症状は、店頭へのご相談でも多いサインです。
- 表示が「良好」なのに減りが早いなら、交換の前にバッテリー使用量と設定を見直してください。店頭へのご相談でも、減りが早い原因が電池以外のことがあります。